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生活習慣病・肥満治療

生活習慣病とは

生活習慣病は、生活習慣の乱れ(食生活、運動、ストレス、喫煙、飲酒など)が原因となって引き起こされる病気の総称です。その中でも多い病気が、糖尿病や脂質異常症、高血圧、肥満症、高尿酸血症などの疾患です。生活習慣病は自覚症状がないものが多く、健康診断で指摘されても放置してしまいがちですが、早期に治療を行わないことで全身の血管で動脈硬化が起こり、最終的には動脈が詰まってしまい脳梗塞や心筋梗塞といった命に係わる疾患が起こり、取り返しのつかない結果を招く可能性があります。

生活習慣病は予防が大事

生活習慣病において重要なことは、日々の生活の中で予防することです。ストレスのない規則的な生活を送り、健康的な食生活および継続的な運動が生活習慣病の予防に重要です。また、早期発見のために健康診断を定期的に受けてチェックしておくことも大切です。

生活習慣病の治療

生活習慣病の治療には、「食事療法」「運動療法」「薬物治療」が挙げられます。疾病の発生や再発を防ぐために、患者さん一人一人のライフスタイルに合わせた適切な指導やサポートを行います。

人間ドックや健康診断で異常値を指摘され、日常生活の中で不安がある方はまずはお気軽にご相談ください。あなたに最適な治療法を提案・サポートいたします。

肥満の現状について

日本では、BMI(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))が25以上を肥満、35 以上を高度肥満と呼びます。このうち、肥満に高血糖・高血圧・脂質異常症などを伴う状態を肥満症と呼びます。

世界的に肥満者数は増加し続けており、日本においても肥満の方の割合は年々増加しております。厚生労働省の令和1年の国民健康・栄養調査によると、肥満の方は、男性33.0%、女性22.3%であり、特に男性で増加傾向です。さらにBMI 35以上の高度肥満者は0.5%程度と考えられています。

日本人は欧米人に比べて低いBMIで肥満症関連合併症を発症しやすいとされています。また、肥満症の方は通常の方に比べて、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気を発症する危険が高くなりますので、肥満症は積極的な治療が必要と考えることができます。

肥満に関連する合併症・健康障害
・耐糖能障害(2型糖尿病や耐糖能異常など)
・脂質異常症
・高血圧
・高尿酸血症、痛風
・冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症など)
・脳梗塞(脳血栓症、一過性脳虚血発作など)
・非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)
・月経異常、不妊
・閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)、肥満低換気症候群
・変形性関節症(膝、股関節、手指)、変形性脊椎症
・肥満関連腎臓病
・良性疾患(胆石症、静脈血栓症、肺塞栓症、気管支喘息、皮膚疾患、男性不妊、胃食道逆流症、精神疾患)
・悪性疾患(大腸がん、食道がん、子宮体がん、膵臓がん、腎臓がん、乳がん、肝臓がん)

肥満症の治療について

肥満の治療は、食事療法、運動療法、行動療法および薬物療法といった内科的治療が一般的です。また、肥満関連合併症に対する治療も併行して行います。このうち、BMIが32.5を超える状態で、6か月以上の内科的治療を続けても減量効果が得られない肥満症の場合、肥満外科手術の有効性が報告されており、日本では2014年より「腹腔鏡下スリーブ状胃切除術」が保険診療で行えるようになりました。この手術は近年、体重減少効果に加え、糖尿病などの合併症に治療効果が高いことが示されつつあり、代謝を改善する手術(metabolic surgery)とされております。

当院では、食事療法、運動療法、行動療法および薬物療法といった内科的治療にて体重の減量をサポートします。適応に応じて専門施設への紹介も可能です。大学病院での肥満専門外来の経験を生かして最先端の肥満治療を提供しますので、肥満でお悩みの方は是非ご相談ください。

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